
こんにちは、3歳1歳息子の母、あおちゃんです。
出産で何が一番大変かといったら、陣痛中、いきみたいのにいきめないのが苦痛!と答える人が多いと思います。いきめないと陣痛の痛みを発散できず、激痛です。私も長男出産時には「もう無理…いきんで楽になりたい」と思った経験があります。
しかし、そのいきみたい感覚(陣痛の痛み)を逃す方法があります!今回は、辛い陣痛の救済法、いきみ逃しについて私が長男出産時に実際に効果があったと感じたベスト5をご紹介します。
いきみ逃しとは
出産時の「いきむ」とは、息を込めてお腹に力を入れ、お腹の赤ちゃんを陣痛による子宮の収縮と共に押し出すことを言います。
陣痛が始まって子宮口が7~8センチほど開き、赤ちゃんの頭が下りてくると、尾骨が刺激され強烈な便意を感じます。
我慢できないほどの便意を感じれば誰でもいきみたくなりますが、子宮口が全開になる前や柔らかくなる前にいきむと、
・子宮頚管や膣内がむくんだり、裂けてしまう
・赤ちゃんが十分な酸素を取り込めず低酸素状態になりやすい
・体全体に力が入って子宮口が開かず、お産が長くなる
といったリスクがあります。
いきみ逃しとは、このようなリスクを回避するために必要となるのです。
いきみ逃しの方法
いきみ逃しも様々な方法がありますが、以下は私が体験して効果があった方法です。
第5位 ソフロロジー
ソフロロジーとは、心と体をリラックスした状態へと導く分娩法です。リラックスすることにより、痛みや恐怖が和らぐと言われています。
リラックスするためには、「イメージトレーニング」「エクササイズ(ヨガ)」「腹式呼吸」を行います。
妊娠するまで聞いたことなかったのですが、私が通院していた産婦人科で推奨していた方法であり、出産前にトレーニングDVDを見ながら練習をしていました。
実際にいきみ逃しの際、鼻からゆっくり息を吸い、口を少し開けてゆっくり長く吐き出す腹式呼吸をしてみましたが、どんどん痛くなる陣痛に意識がいってしまい、途中でできなくなってしまいました。
中にはソフロロジーを極めたおかげで、陣痛をソフロロジーだけで乗りきった方もいるので、気になっている方は要チェックです。
第4位 実母の手
精神的な要素のあるソフロロジーとは異なり、物理的に実母の手で尾てい骨付近をさすってもらったり、押したりしてもらいました。ぐぐっと押してもらうことにより、いきみたい感覚が少し和らぎます。
しかし、60歳過ぎの母の力では、徐々に増す痛みには勝てませんでした…。
第3位 心を無にする
強く押してほしいのに力なくさする母にイライラするようになってしまい、さするのを止めてもらいました。そして次にとった方法は、リラックスするわけでもなく、痛いと喚くわけでもなく、目を瞑りただひたすらに心を無にして痛みに耐えることです。
母や夫に話しかけられても「無」です。目を開けると痛みに意識がいくため、赤ちゃんが生まれるまでずっと目を瞑っていた気がします…。
第2位 夫が押すテニスボール
母の力とは違い、夫は力強く、またテニスボールを使うことによりその力が一点に集中するため、効果抜群でした。
テニスボールは産院の準備リストに入っていたので100円均一で購入し、入院バッグに入れていました。
いきみたい感覚が来るたびに、夫に「きた!押して!」と尾てい骨付近をテニスボールで力を込めて押してもらいました。

少しでも押すのが遅れると、「早く!(怒)」って叫んでたね。

それほど痛くて必死だったんだよ…。
出産後のシャワーで尾てい骨付近がヒリヒリするなと見てみると、あまりにも力強く押してもらっていたため、皮膚がめくれていました。
陣痛が痛すぎて、全く気が付きませんでした。
第1位 助産師さんのゴッドハンド
夫が押すテニスボールは効果があったのですが、押す場所がずれることが何度もあり、「そこじゃない!もっと下!違う!」とイライラすることもありました。
そこで登場したのが助産師さん。ピンポイントで最適な力加減で押してくれます。助産師さんが押してくれるときは、不思議なことにいきみたい感覚がなくなります。まさにゴッドハンドです。

「辛いですよね、側にいるので大丈夫ですよ~。」といった声掛けもして下さり、精神的にも非常に助けられました。助産師さんがいなかったら、きっと乗り越えられなかった…
番外編 アクティブチェア(木馬)
楽な姿勢を取ることも痛みの緩和につながるため、アクティブチェアに座りいきみ逃しをする方法もあります。
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実際私もなかなか進まないお産を見かねた助産師さんが木馬を用意してくれて乗ったのですが、木馬に乗っているのが母や夫に見られて恥ずかしいのと、ユラユラ揺れて気持ち悪いので、いきみ逃しどころではなく変な汗をかき、リバースしてしまいました。そして早々に撤去される木馬…
中には揺れるのが心地よくていきみ逃し中ずっと座っていた方もいるので、ご出産される産院にあるか確認してみてもいいかもしれません。
まとめ
いつ終わるかも分からない激痛が続く中、いきみ逃しは必須です。私はいきみ逃しをしたおかげで、最後まで乗り切ることができ、また、いきみ逃しがあるから大丈夫!と次男妊娠にも踏み切れました(実際次男出産時はスピード出産だったため、いきみ逃しをする暇はなかったです)。

助産師さんの「もういきんでいいよー」という言葉を、ぜひいきみ逃しをしながら心待ちにしましょう。みなさんに合った方法が見つかる手助けになれば幸いです。