1歳3歳息子の母、あおちゃんです。
長男が1歳を過ぎた頃、下唇を吸う癖が出てきました。
そしてその癖は2歳半まで続き、あることをきっかけにピタッとなくなりました。
今回は、下唇を吸う原因や問題点、止めさせる方法などをご紹介します。
下唇を吸う癖とは
口の周りの癖のことを口腔習癖と言い、その中でも唇を吸う癖を吸唇癖(きゅうしんへき)と言います。
吸唇癖の中でも下唇を吸う癖が多く、まれに上唇を吸うお子様もいます。
その他の口腔習癖
- 指やタオルなどをしゃぶる
- おしゃぶりの常用
- 下唇や爪を噛む
- 口呼吸
- 舌を咬んだり、前に突き出す
- 歯ぎしり
- 頬杖 など
吸唇癖の原因
吸唇癖の主な原因として、哺乳の代わりの行為があります。
息子も断乳をしてから下唇を吸うようになりました。また、知り合いの子は、おしゃぶりを強制的に止めさせたらするようになったと言っていました。
息子はおっぱいへの執着が強く夜泣きが激しかったため、母子共に倒れると思って強制的に断乳しましたが、それが原因となってしまうとは…
吸唇癖の問題点
下唇を吸う癖は以下のような悪影響を及ぼす可能性があります。
- 上の前歯が押し出され出っ歯になる。
- 出っ歯になると、リラックスしているときや寝ているときに口が開いた状態になり、口の中が乾燥する。乾燥すると、虫歯や歯肉炎、風邪を引きやすくなる。
- 咬み合わせが深くなり、下の前歯が上の前歯の歯肉にあたり傷付く。
- 頻繁に強い力で吸うと、下唇が変形する。
また、上唇を吸うことで受け口のようになる可能性もあります。
息子の場合は、見た目は出っ歯ではないですが、歯医者さんに咬み合わせが悪いと指摘されました。また、唇がぷっくりとして、よく口が開いています。
いつまでにやめさせるべきか
哺乳の代わりの行為として言われている吸唇癖ですが、いつまでにやめさせるのがよいとされているのでしょう。
哺乳は心と体を育むために必要と言われ、その代わりとされる吸唇癖は2歳ごろまでは無理に止めさせる必要はないとされています。しかし、歯並びや咬み合わせに影響が少ないのは4歳までで、遅くとも5歳を過ぎたらやめさせたほうが良いと言われています。
止めさせる方法
癖は簡単には改善できません。また、幼い子供に癖が悪影響を及ぼすことを理解してもらうのは難しいです。言いすぎるとストレスで余計に癖が強くなってしまうことも懸念されます。
止めさせる方法として、
- 意識を他のこと(おもちゃや友達と遊ぶことなど)へ向ける。
- おしゃべりをする。
- ストレスにならないよう、優しく説明する。
- 子供が寝ているときや集中しているときにそっと直す。
などがあります。
私も上記の方法を息子に試してみましたが効果なし。もう様子見でもいいかな~と思っていたのですが、癖がどんどん強くなっていき、跡が痛々しい…これはまずい!と思って次の方法を取ってみました。
息子の目を見て、真剣に「痛いよ。やめよう。」と言う。
するとそのときから一切吸うことをしなくなったんです!おしゃべりをしているとき以外は一日中下唇を吸っていたのに、その一言で止めたので本当に驚きました。
ストレスを与えるかもしれないと躊躇していたのですが、真剣に言ったのが効果あったみたいです。
また、2歳半で自分の癖は理解していないだろうと思っていましたが、もしかしたら分かっていたのかもしれません。
まとめ
我が子に悪影響を及ぼすかもしれない癖が治らなかったら、心配になりますよね。私も下唇を吸う息子を見るたびに「早く止めさせなきゃ!」と神経質になっていました。
しかし、息子のようにたった一言で止めることもあれば、自然にしなくなることもあります。5歳過ぎずとも、気になったら一度歯医者さんへ相談されるのもいいかと思います。
1歳から止めるまでの息子の写真のほとんどが下唇を吸っている顔ですが、それも一つの思い出です。
あまりストレスを溜めず、今ある可愛い我が子の成長を楽しみましょう。